着物の胴裏が黄ばんでる! どうしたらよいの?

ゴールデンウイークは、東京浅草にて開催された、
第三回着物カーニバルに出展させていただいたのですが・・

いや~、実に楽しかった(笑)

内容については他の方にお任せしますが(笑)、
2日間で合計800名もの着物ファンがご来場くださいました。
本当にありがとうございましたm(_ _)m
もしまたご縁をいただけるのであれば、
また参加させていただきたいと思っております(^^)

さて、今回のお話は、着物の胴裏の黄ばみについてのお話です。

基本的にお着物の裏地である胴裏は、
白い物が多い(羽裏とかは違いますけど)のですが、
時間の経過と共に、黄ばみ(黄変)が発生することがあります。

黄ばみの状態には、大まかに分けて三種類あります。

まず一つ目が、全体的にうっすら黄ばんでいる状態。
絹は、元々真っ白ではなく、精練(せいれん)という作業を経て、
皆さんがご存知の白さになります。
絹の白さは、いわば漂白して強制的に白くしている状態なので、
時間の経過と共に、空気中の酸素と結合して、
元の黄色みを帯びた色に戻っていこうとします。(酸化黄変)
この状態の場合は、見た目にはあまり良くありませんが、
急激に表地に悪影響を与えることはありませんので、
そのままにしておいても特に問題はありません。
現在流通している胴裏用の生地は、
黄変防止加工を施してあることが多いとのことで、
急激に黄ばむことはないようです。

二つ目は、斑点のような黄変が所々発生している状態。
明らかにシミのような状態で、斑点のように胴裏にシミが発生している場合、
元々の原因は、カビである可能性が非常に高いです。
おそらく、カビの発生直後は目に見えない状態だったのですが、
時間の経過と共に、カビのシミが変化して生地を黄変させた状態です。
このような場合、カビの菌がまだ潜んでいる可能性もありますし、
さらなる時間の経過と共に表地への悪影響も懸念されますので、
出来れば、今すぐではなくても、
胴裏を新しい物に取り替える方が良いと思います。

三つ目は、全体的に濃い黄色もしくは茶色に変色している状態です。
このような状態がなぜ起こるかと言いますと、
ちょっと昔(今でもあるようですが)の胴裏の生地の中には、
目方を重くするために、増量剤という一種の糊を含ませているものがあり、
そのような生地の場合、その増量剤自体が激しく酸化黄変を起こし、
生地自体も変色させてしまうのです。
しかもこの場合の変色は、かなりの確率で表地に悪影響を与えます(-_-;)
こうなってしまうと、、出来るだけ早く胴裏の交換をオススメします。
変色が裏地で留まっている間は生地の交換で解決するのですが、
表地に影響を及ぼした場合、状態によっては元に戻せないこともあります。

しかも、増量剤によって変色している場合、
染み抜きなどで濡らすと、黄ばみが表地に移ったりします(#・∀・)
汗をかかれても、表地に移ります。

こんなふざけた物を商品として作って・売って、
恥ずかしくなかったんでしょうかね?

裏地が茶色く変色したお着物を見る度に、
怒りが湧いてきます(# ゚Д゚)

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