着物クリーニング・お手入れコンシェルジュこと栗田裕史の染色補正師日誌

着物クリーニング・お手入れコンシェルジュ日誌。たまに毒も吐きます。麻呂とも呼ばれてます。

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職人仕事に企業秘密は必要か?

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GW真っ只中ですが、今年は参加するイベントもないので、珍しく仕事なしの連休をいただいております。
世のお父さんたちと同じで、休みがあれば当然待っているのは家族サービスですね(ΦωΦ)
連休初日は娘を水族館に連れて行ったりして何とか一日をやり過ごしたのですが、雨模様だった二日目は午前中に公園に連れていったぐらいで家の中で過ごしていると、普段長時間一緒にいない分、お互いにストレスが溜まるのでしょうね(笑)、生意気な口をきくようになった娘と大げんかして、なだめるのに無駄なエネルギーを使って家にいただけなのに疲れてしまいました(o´Д`)=з

そんでもって、娘に機嫌を直してもらうためにこんなことをしてました↓

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さて、職人仕事のあるある話に、「技術は教えてもらおうとするな。目で見て盗め」とか「この方法は秘伝(企業秘密)だからおいそれとは教えられない」とかがあるようです。

前から言ってますが、ボクはいわゆる職人らしさからはちょっと(かなり?)外れた人間なので、上記のような職人あるあるネタを目に耳にすると、思わず「フフッ(ΦωΦ)」っと笑ってしまうヤナ奴です。

まず、よく聞く「技術は盗むもの」という職人の一見もっともらしい言葉ですが、アレはですね、別にお弟子さんのためを思ってとかではないです(キッパリ)
アレはただ単に、コミュ力が低くてうまく伝えられないか、相手に理解してもらえるように説明出来るだけの「自分の言葉」を持ってないか、自分も教えてもらってないので意地悪しているか、だいたいそんな感じですね。

あー、なんて夢のない話(笑)

右肩上がりの経済成長期は、仕事がいくらでもあったので、その仕事に向いてなくて技術力が多少アレでも職人として生きていけた時代もありました。
でも今の時代は、職人として独り立ちして生きていくのはかなりのハードモードなので、弟子として若い人を預かるのであれば、技術を盗めとか悠長なことを言ってないで、きちんと言葉で手本で仕事を伝えて、その人が独り立ち出来るかどうかの判断を早めにしてあげるべきだと思います。
だって、早い段階で師匠が審判を下してあげた方が、キッパリ諦めて違う業種でやり直せる可能性が高くなると思うんですよね。
それが人を預かる覚悟っていうことだと思うんですよ。

ボクの業界でも、下働きみたいなことばかりやらせて安い労働力としてしか弟子を扱ってない人もいるようですが、ハッキリ言って最低な奴ですわ。自分を慕って信じて人生を賭けている若者を何だと思ってんだ!!(# ゚Д゚)ブツブツブツ・・・

で、強引に話を戻して、技術を隠したがる職人の話ですが、「その人にしか出来ない、他に出来る人を見たことがない」という技術は確かにあります。ですが、そのような技術は本当に稀で、過程を除いて結果だけに焦点を当てると、秘密にしないといけないような技術って、実はあまり無いんですよね。
これが企業で何人もの人が携わって確立した新しい技術とかであれば、企業秘密はあって当然だと思います。知恵と検証とコストの集大成ですから。
でも、一人の人間がやることで、しかも同じ結果を目指している場合、秘密にする必要があると思ってるのは本人だけで、分かってしまえば「え?そんなこと?」ということも非常に多いのです。

技術に自信がある職人ほど、隠し事はしない

染み抜きの業界でボクの知る限り、技術力の高い職人さんほど、教えを請うと惜しげも無く教えてくれますし、仕事場を見学したいとか言うと、隠すことなく全てを見せてくれます。

逆に教えることを渋って仕事場を隠したがるような人ほど・・・です。

ウチですか?もちろん企業秘密なんてありませんし、仕事場の見学もウェルカムですよ(ΦωΦ)
(その方との良好な関係性が既にあれば、の話ですけどね)

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栗田 裕史

栗田 裕史

1969年京都生まれ京都育ち。着物お手入れコンシェルジュ。着物クリーニング・染み抜き・お手入れ専門店二代目として生まれ、あらゆる衣類のトラブルを解決する染み抜き専門店【なをし屋】代表にして、染色補正師。と、書くと何だか敷居が高そうですが、全くそんなことはありません。麻呂とも呼ばれてます(ΦωΦ)

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