夏の着物は、洗える着物一択

先日、友達(と呼んでいいよね?)の結婚披露パーティーにご招待いただきまして、喜び勇んで参加してまいりました。

着物関係なので、ドレスコードはもちろん着物ということで、暑い中、頑張って一張羅の着物と羽織を着て行きました。

11263055_672193539570414_2928247867664981555_n
(アフロチックなヅラを被って笑いをとろうとしたら、「大仏様みたい!」といわれて拝まれてしまっている場面)

総勢170名ほどの参加者の方はほとんどが着物だったので、会場のホテル側が気を利かせてくれたのか、宴会場は冷房が効いてきて快適だったのですが、移動中などはやはり裏地のある襦袢・着物・羽織を着ていると、なかなかに暑かったです・・(ΦωΦ)

着物は、季節に合わせて装いを変えるのが通例だそうですが、現代は衣替えの前でもかなり暑かったりするので、個人的には暑けりゃ薄い着物を着ればいいし、寒けりゃ厚いのを着ればいいと思ってます。

洋服と同じように、着物にも「夏物」というジャンルがあって、女性用ですと「紗(しゃ)」「絽(ろ)」「上布(じょうふ)」というのが主な種類になるそうです。(男物は知らんw)

この中で上布は麻の素材なので(絹上布をのぞく)、洗おうと思えば水洗い出来ないことはないのですが、他の紗と絽は基本は絹なので、洗い張り(仕立てを解いて水洗いする)以外の水洗いは基本的には不可能です。
夏物の中でも単(ひとえ)の物は裏地がない分、絹物であっても全体の水洗いをやってやれないことはないのですが、かなり縮みますのでその後の仕上げが大変ですし、柄がある場合は、柄の色なきなどのトラブルのリスクが高いです。

で、ワタクシ着物お手入れのプロとしての立場だけで言ってしまうと、これからの時代は、夏の着物は洗える着物一択だと思います!!!

たっぷり汗をかいたのに洗えないのは困りもの

夏の着物姿って、艶やかだし涼しげですよね。美しいと思います。ご職業柄などでどうしても絹物でないといけない方もいらっしゃると思います。

でも、現代の気温や都市部のヒートアイランド現象による影響などを考えると、一般の方が洗えない夏着物を着るのはかなり無理があると思います。

洗える夏着物の種類としては、化繊・綿・麻が主な素材になりますが、主流はやはり麻と化繊ではないかと思います。

麻の素材は洗えますが、多少は縮みやシワが発生します。これは仕方ないことなので、アイロンなどで伸ばしたりするしかありません。

化繊は、洗っても縮みませんし乾くのも早いので、ガンガン洗っていただいて大丈夫です!(洗えないと明記してある物は別)

水洗い出来ない着物で汗をかいてそのまま仕舞ってしまうとどうなるか?

翌年また衣替えの時期に取り出した着物は、おそらく黄ばみが発生していることでしょう・・・

ですので、水洗いが出来ないお着物は、シーズンオフには必ず信用のおけるお店で「汗抜き」という作業をしてからまた次の夏に向けて保管してくださいね。

The following two tabs change content below.
栗田 裕史

栗田 裕史

1969年京都生まれ京都育ち。着物お手入れコンシェルジュ。着物クリーニング・染み抜き・お手入れ専門店二代目として生まれ、あらゆる衣類のトラブルを解決する染み抜き専門店【なをし屋】代表にして、染色補正師。と、書くと何だか敷居が高そうですが、全くそんなことはありません。麻呂とも呼ばれてます(ΦωΦ)