お宮参り・七五三のお着物のお手入れについて

着物クリーニング・お手入れコンシェルジュこと染色補正師・なをし屋代表の栗田裕史です。

毎年、夏辺りから増えるご相談に、七五三用のお着物のお手入れのご相談があります。また、お宮参りのお着物も、何故かこの時期に多くご相談をいただきます。

ご相談内容としては「30年ぐらい前のシミだけど、落とせるのか?」「料金はいくらぐらいかかるの?」「期間はどれくらいかかるの?」というものが主になります。

そこで今回は、簡単なQ&Aとして、お宮参り・七五三用のお着物のお手入れについてお話させていただきます。

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お子様用のお着物は、それを着用するイベントの時以外は保管されっぱなしのことが多く、使う時期を前に出してくると全体に変色したシミだらけということが少なくないのですが、お着物の生地自体の薄さなどから生地があまり丈夫でないことが非常に多く、変色したシミを染み抜きする場合、シミが濃い場合などは、シミが落ち切らないことがあります。

もちろん、全く何も出来ないということは稀ですので、現状よりの改善は可能なのですが、大人用のお着物に比べると、どうしてもスッキリと直せないこともあるのが事実です。

また、中に着るお襦袢ですが、これも長年保管されている間に全体的な黄ばみが出ていることが多いのですが、お襦袢の生地は着物よりもさらに生地が弱いので、染み抜き自体が難しい場合がほとんどです。ですので、お襦袢を綺麗にしたいとお考えの場合は、新しい生地をご用意させていただいて、同じサイズの物を誂えさせていただくことになります。
その場合、期間としては三週間位はかかります。新しい生地(ポリエステル製が主です)のご用意とジャストサイズでのお仕立てで、2万円ぐらいとお考えください。

また、料金についてですが、お子様用のお着物は大きさが小さいのですが、染み抜きの難易度や箇所の多さなどから、比較的高額なお見積りになることも少なくありません。例えば、お着物の全体にシミがあって染み抜きとクリーニングをした場合、三万円くらいから状態によっては五万円くらいになる場合もございます。

もちろん、実際に拝見させていただいてからのお見積りになりますので、もっと料金が低くなることもあるのですが、当店の仕事は手間賃仕事ですので、手間がかかる場合はそれに見合ったお見積りとなってしまいます。

お返しまでの期間についてですが、イベントで着られるということで、ご着用日が決まっておられることが多いですから、出来るだけご希望のお日にちまでに仕上げさせていただいておりますが、最低限必要な期間というのはあります。
どんなに急いでも、今日お預かりして明日とか絶対に無理です。かなり無理をして急いで、一週間ぐらいは必要です。通常は、一ヶ月以上頂戴しております。

七五三用やお宮参り用のお着物のお手入れをご相談いただく場合、ご自身やお子様などが着られた物を出来るだけ綺麗にして子や孫に着せてあげたいということになるのですが、私がこのようなことを言って良いのか分かりませんが、もしそのお着物にあまり思い入れがないということでしたら、新たにお買い求めになるのも一つの選択肢であると思います。
実際にご相談いただいた場合に、仕上がりが綺麗になりそうにない場合などは、そのようにお話させていただくこともあります。

当店の仕事は染み抜きをすることですが、例え一銭の利益もないとしても、無理に加工をオススメするようなことはしたくないですし、しないと決めています。それが信念だからです。

お見積りは無料で行っておりますので、お困りの際はいつでもお気軽にご相談くださいませ。

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栗田 裕史

栗田 裕史

1969年京都生まれ京都育ち。着物お手入れコンシェルジュ。着物クリーニング・染み抜き・お手入れ専門店二代目として生まれ、あらゆる衣類のトラブルを解決する染み抜き専門店【なをし屋】代表にして、染色補正師。と、書くと何だか敷居が高そうですが、全くそんなことはありません。麻呂とも呼ばれてます(ΦωΦ)